• "適正審議会"(/)
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  1. 常陸大宮市議会 2008-09-09
    09月09日-02号


    取得元: 常陸大宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成20年  9月 定例会(第3回)          平成20年第3回常陸大宮市議会定例会会議録議事日程(第2号)                   平成20年9月9日(火)午前10時開議日程第1 議案第80号 平成19年度常陸大宮市一般会計歳入歳出決算の認定について日程第2 議案第81号 平成19年度常陸大宮市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第3 議案第82号 平成19年度常陸大宮市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について日程第4 議案第83号 平成19年度常陸大宮市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第5 議案第84号 平成19年度常陸大宮市公営墓地特別会計歳入歳出決算の認定について日程第6 議案第85号 平成19年度常陸大宮市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第7 議案第86号 平成19年度常陸大宮市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第8 議案第87号 平成19年度常陸大宮市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第9 議案第88号 平成19年度常陸大宮市宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第10 議案第89号 平成19年度常陸大宮市戸別浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第11 議案第90号 平成19年度那珂地方公平委員会特別会計歳入歳出決算の認定について日程第12 議案第91号 平成19年度常陸大宮市温泉事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第13 議案第92号 平成19年度常陸大宮市上水道事業会計歳入歳出決算の認定について日程第14 議案第93号 常陸大宮市ふるさと応援寄附条例日程第15 議案第94号 常陸大宮市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例及び常陸大宮市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例日程第16 議案第95号 常陸大宮市職員の公益法人等への派遣等に関する条例等の一部を改正する条例日程第17 議案第96号 常陸大宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び常陸大宮市特別会計条例の一部を改正する条例日程第18 議案第97号 常陸大宮市立学校設置条例の一部を改正する条例日程第19 議案第98号 常陸大宮市道路占用料徴収条例及び常陸大宮市法定外公共物の管理に関する条例の一部を改正する条例日程第20 議案第99号 常陸大宮市水道事業運営審議会条例の一部を改正する条例日程第21 議案第100号 常陸大宮市土地開発公社定款の変更について日程第22 議案第101号 那珂地方公平委員会規約の変更について日程第23 議案第102号 城北地方広域事務組合規約の変更について日程第24 議案第103号 大字及び字の区域の変更について日程第25 議案第104号 平成20年度常陸大宮市一般会計補正予算(第3号)日程第26 議案第105号 平成20年度常陸大宮市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)日程第27 議案第106号 平成20年度常陸大宮市老人保健特別会計補正予算(第1号)日程第28 議案第107号 平成20年度常陸大宮市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第29 議案第108号 平成20年度常陸大宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)日程第30 議案第109号 平成20年度常陸大宮市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第31 議案第110号 平成20年度那珂地方公平委員会特別会計補正予算(第1号)---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1から日程第31まで議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(26名)     1番  柏 宏明君      2番  小森敬太郎君     3番  吉川美保君      4番  小森敏雄君     5番  川上 博君      6番  瀧 正秀君     7番  武石寿長君      8番  高村和郎君     9番  内田勝廣君     10番  野上台一君    11番  堀江武久君     12番  小林千里君    13番  岡崎榮一君     14番  淀川茂樹君    15番  掛札行雄君     16番  木村久美子君    17番  秋山信夫君     18番  岡山和夫君    19番  木村勝昭君     20番  小橋輝夫君    21番  駒田 強君     22番  冨山修三君    23番  金子 卓君     24番  仲田好一君    25番  岡崎不忘君     26番  堀江鶴治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長        三次真一郎君   副市長       前田尚利君 教育長       坂本忠夫君    総務部長      藤田 茂君 市民部長      菊池正男君    保健福祉部長    松本 豊君 経済部長      高村和一君    建設部長      會澤 勲君 上下水道部長    諸澤好一郎君   教育次長      堀江克己君 山方                 美和           永井福二君              菊池久美君 総合支所長              総合支所長 緒川                 御前山           長山高美君              会沢 薫君 総合支所長              総合支所長 消防長       相沢武夫君    総務課長      木村 博君 財政課長      木村則義君    会計管理者     飯島弘道君 秘書広聴室長    皆川 修君---------------------------------------事務局職員出席者                    議会事務局 議会事務局長    小林俊雄君              相田敬一君                    次長 議会事務局              議会事務局           森戸耕造君              小松 誉君 議事係長               主幹 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(木村勝昭君) おはようございます。 ただいまの出席議員は26名で定足数に達しております。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(木村勝昭君) まず、議事日程の報告をいたします。 議事日程については、お手元に配付した印刷物のとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(木村勝昭君) 次に、会議録署名議員の指名でありますが、前回14番、淀川茂樹君、23番、金子 卓君の2名にお願いしてあり、本日も引き続きお願いいたします。--------------------------------------- △議案第80号~議案第92号の一括質疑、委員会付託 ○議長(木村勝昭君) これより日程に入ります。 日程第1、議案第80号 平成19年度常陸大宮市一般会計歳入歳出決算の認定についてから日程第13、議案第92号 平成19年度常陸大宮市上水道事業会計歳入歳出決算の認定についてまでの13件を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 なお、各常任委員会において審査いたしますので、簡潔にお願いいたします。 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。 26番、堀江鶴治君。 ◆26番(堀江鶴治君) 26番、日本共産党の堀江鶴治です。 通告をしましたので、その通告の順序に従いまして質問したいというふうに思います。 今回、平成19年度の決算審査意見書あるいは議案等で決算内容等が明らかになりつつありますけれども、問題点もあると思いますので、何点か質問したいというふうに思うわけであります。 最初に、収入未済額の問題について伺いたいと思います。 一般会計5億1,053万6,000円ほど未済額がありますけれども、この回収については、事務的、機械的に、いわゆる法定手段をとるようなことではなく、市民の生活実態に即した親切な対応で臨んでいただきたいというふうに考えるわけであります。払える能力があっても滞納している人、また生活が非常に苦しく、また特別な事情が発生して払えなかった方などいろいろな方があると思いますが、しっかりそれらを把握して臨んでいただきたいというふうに考えるものであります。この点についてどう考えるのか。 さらに、固定資産税の未済額が減少し、3億7,712万円余となっているようでありますけれども、減少した中身及び現在の未済額の内容について説明していただきたいと思います。 2点目であります。市財政の健全性に関して伺いたいと思います。 提出をされた決算監査意見書の平成19年度普通会計の財政指標等を見ますと、公債費負担比率危険ラインと言われている20%を超えたのは要注意ではないでしょうか。改めて21%になった要因と、今後の健全な財政の運営のための対応策を総務部長としてはどのようにしていこうと考えておられるのか伺いたいと思います。 次に、指定管理者の問題について伺いたいと思います。 19年度末に1年間の管理期間を過ぎた指定管理者が幾つあって、どのような事業をしたのか、最初に伺いたいというふうに思います。 次に、過疎地域自立促進計画の進捗状況について伺いたいと思います。 平成21年度で時限立法が切れるというふうに思いますけれども、その時点までにこの自立促進計画、これが何%消化できる見通しになっているのか、旧町村ごとに計画に対する達成の状況を伺いたいというふうに思うものであります。 5点目でありますけれども、成果説明の14ページによりますと、水郡線活性化事業では643万円余りもの多額の予算の費消があったようでありますけれども、個人の負担金は幾らであるのか、また、総括をどのようにいたしたのか伺いたいと思うわけであります。 6点目でありますけれども、成果説明の27ページを見ますと、次世代を担う子供の誕生を祝福し出産祝い金を支給したとのことでありますけれども、1人当たり3万円、合わせて1,005万円という内容のようであります。市はこの制度を見直し、少子化対策に役に立てていくべきだというふうに考えるものでありますけれども、この点について担当部長のほうから説明していただきたいと思います。 7点目でありますけれども、地域における祭り、いろいろふるさと祭りとかさまざまな祭りがありますけれども、その補助の内容、催しのことについて伺いたいと思います。 地域に住む住民が年に一、二回程度集まって、心温まるふるさと祭り等を行うことは、住民相互の連帯と親睦を深める点でも、地域の活性化のためにも大いに意義があることではないかと思うものであります。 ところが、緒川地域においては、合併前は長く行っておりました、いわゆるふるさと祭りが中断して現在に至っている状況であります。市はこれらの状況を踏まえ、再び以前にも増しての意義のあるふるさと祭りのようなものを企画するようにしてはどうか、担当部長または市長に考え方を伺いたいというふうに思うわけであります。 次に、8点目でありますけれども、中山間地域直接支払交付金事業の問題であります。 この問題は、前の事業内容と比べて交付金の額が少ないとか、条件が厳しいとかということで、現在の状況は十分に農家にとってプラスにならない面も出ているのではないかというふうに考えるわけであります。この問題で、引き続きこの事業の継続を求め、さらに事業の内容を拡充して今後も継続するように、国のほうに市として求めていくべきではないかというふうに考えるものであります。答弁を願いたいと思います。 以上の点について第1回目の質問を終わります。 ○議長(木村勝昭君) それでは、質問の順序に従って答弁を求めます。 市民部長、菊池正男君。 ◎市民部長(菊池正男君) それでは、まず最初に、収入未済額が5億1,053万6,000円あるが、その回収についてはどのような対応をするのかということに対してお答えいたします。 まず、市民税の滞納者への対応につきましては、督促、そして電話、文書催告、そして納税相談、さらに訪問徴収など経常的な対応をしておりまして、滞納者の状況等により繰り返し実施しているところでございます。 しかしながら、一部のものにつきましては、再三の催告や納税相談などにも応じない状況もありますので、こうしたものに対しましては、他の納税者との公平な負担の観点から差し押さえ等の法的な処分も行っているところでございます。 なお、ご質問の滞納者で失業や事業不振また病気などで収入減等による一時的な滞納者につきましては、一括納付が困難な場合などにつきましては、納税相談により分納など、納付しやすい方法等により納付されるよう対応しているところでございます。ご理解をいただきたいと思います。 次に、2点目の固定資産税の未収額の減少したその内容はについてお答えいたします。 固定資産税の未収額の減少でございますが、18年度の決算に比べまして約2億円ほど減少しております。内容につきましては、滞納額の高額な法人の収納等によるものでありまして、そして収納体制の強化による長期滞納者実態調査等による法的な措置・処分等によりまして、滞納処分をしておるところでございます。 なお、ご質問の固定資産税の滞納の現況でございますが、19年度分でございまして、滞納者が798名、税額で1億326万7,000円、過年度分でございますが、人数で643名、税額で2億7,385万7,000円、トータルで948名、3億7,712万4,000円でございます。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) それでは、2点目、市財政の健全性に関してというご質問ですが、公債費の負担比率は、公債費に充当された一般財源の一般財源総額に対する割合であらわすもので、その比率が高いほど財政運営の硬直性の高まりを示すとされております。 本市の平成19年度の普通会計における公債費負担比率は21%と、一般的に危険ラインとされる率を超えております。平成19年度においては、合併特例債での済生会病院建設事業の平成17年度借り入れ分や、豊かな自然と調和したまちづくり基金の平成17年度借り入れ分に係る元金償還等が始まったことに加えまして、任意の繰上償還を行ったことによる公債費の増が主な要因となっております。 この中で、繰上償還につきましては、公的資金補償金免除繰上償還を21年度まで予定していることもあり、各年度、一時的でありますが公債費負担が上昇することになります。しかしながら、繰上償還を実施することでストックベースでの市債残高を減らすとともに、後年度の公債費負担の軽減にも寄与するものと考えております。また、来年度以降も毎年市債発行額元金償還額以内に抑えることで、市債残高の圧縮とともに、公債費負担の軽減に努めてまいりたいと考えております。 なお、平成19年度、普通会計における公債費は約36億円でしたが、そのうちで普通交付税基準財政需要額に算入される公債費を除くと、実質的には公債費負担は約17億5,000万円という数字になるのが現状でございます。 それから、次の指定管理者制度の関係のご質問でございますが、この指定管理者制度につきましては、平成18年度から32の施設に導入しまして、ことしの4月からは新たに18の施設に導入し、現在50の施設が指定管理者による管理運営が行われております。 各施設の管理運営状況についての評価でございますが、平成19年度管理運営業務の評価対象につきましては、18年度に導入しました32の施設でございますが、これの評価を8月に実施しまして、現在最終取りまとめを行っているところでございます。内容的にはおおむね適正な管理がされているものと見ているところでございまして、それらにつきましては、まとまり次第議会にも提出したいというふうに考えてございます。 それから、次の過疎地域自立促進計画の進捗状況についてでございますが、この過疎地域につきましては、当常陸大宮市では4地域ございますので、進捗状況、旧町村ごとにというようなことですので、その進捗状況率のみご報告いたします。 平成19年度からですが、山方地域におきましては99.8%、美和地域が55.2、緒川地域が68.5、御前山地域が26.2と、17年度全体で63.1%の進捗状況でございます。それから、18年度の事業でございますが、山方地域が63.3、美和地域が100.7、緒川地域が122.7、御前山地域が113.8、平均しまして95.7%でございます。さらに、19年度実績でございますが、山方地域が80.4、美和地域が99.0、緒川地域が92.8、御前山地域が84.0、平均しますと89.4%の進捗実績でございます。 次に、水郡線活性化事業関係でございますが、これにつきましては、昨年初めて実施した事業でございまして、この内容等につきましては、昨年の10月20日に実施しまして、市民等の参加者総勢283名でございます。お尋ねの個人負担金につきましては1万2,000円ということでございます。また、総括ということでございますが、これは水郡線を維持存続させるためにも水郡線の利用促進を図らなければならない状況にありますが、そのためには、沿線以外の住民の方に多数利用してもらうことが肝要でございます。市民号の運行におきましては沿線以外の市民の方にも実際に水郡線に乗車していただく機会となり、多くの市民に公共交通としての水郡線のよさ、重要性を知ってもらうことができ、水郡線の活性化、利用促進を図る上で重要な事業と考えてございます。 なお、昨年度は水郡線に客車を乗り入れることができず、在来の普通車両での運行となったために、参加者全員が着座できないということで、一部参加者につきましては水戸駅までバスの送迎となったわけでございます。これでは、市民号の運行目的が半減してしまうというおそれもございますので、本年、平成20年度は2回に分けて運行することとして、今、計画をしてございます。また、負担金についても、参加者から市財政逼迫の折、もう少し高くしてもよいのではないかというような意見も受け承っておりますので、事業の効率性も考慮しまして若干引き上げる予定で、今、計画をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、保健福祉部長、松本 豊君。 ◎保健福祉部長(松本豊君) 7点目の出産祝い金制度の見直しをというご質問でございますけれども、出産祝い金制度につきましては、合併前の旧山方町、旧緒川村そして旧御前山村で、それぞれ対象、金額等に違いはございますけれども、奨励金やお祝い金等を贈呈していた経過がございます。 議員ご承知のとおり、平成17年4月から市内統一のために新たに条例を制定いたしまして、次代を担う子供の誕生を祝福するとともに、健やかな成長を願い、第1子から3万円の祝い金を支給し、子育て支援に資することといたしました。 お祝い金の額については、今までにも多い、少ないといったご意見等がありましたけれども、子育て支援策の一環でございますので、現在、市ではさまざまな子育て支援の施策を実施しております。そういう中にありますので、当分の間、現行制度のまま運用してまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、市長、三次真一郎君。 ◎市長(三次真一郎君) お答えをいたします。 まず、お祭りというのは、地域の活性化、一体化、そのために大変重要な働きをしているという認識、理解をしております。 旧緒川村ふるさと祭りは、これも旧の中央グラウンド、あるいはやすらぎの里公園において、盆踊りと各種イベントの夏祭りを行っていたようでありますけれども、これからは行政が主導してやるというお祭りよりも民間主導型へ移っているんではないかというふうに思います。 1つの例を挙げますと、大子町から起きました常陸国YOSAKOI祭りがありますけれども、これは行政から補助金も人的な援助も一切受けないでスタートいたしまして、ことしで5回目でございます。 旧緒川地域では、現在、小舟地区のやすらぎの夏祭りというんですか、それと桜祭りとが開催をされておりますけれども、このお祭りをさらに拡大するとか、あるいは発展させる方向で検討したほうがいいのではないかというふうに考えております。何せこのお祭りは、合併前の旧緒川村の村長さん時代のお祭りでして、合併後は行われておりません、ご指摘のように。ですので、今言いましたように、住民の方々からの盛り上がり、こういうものに期待をしているところでございますので、ご理解をいただき、答弁とさせていただきます。 続いて、中山間地域の直接支払交付金事業についてでございますけれども、これは県の一部負担があります国補事業でございまして、平成21年度が5カ年継続の事業で最終年度で終了が予定をされております。国や県の今後の動向については、国のほうは予算要望をしているところですが、県につきましては現在担当者同士で条件緩和などを話し合っているということを聞いております。 当然、県との連携でやっていきたいと思いますので、現在実施しております日立、常陸太田、高萩、北茨城、笠間、そして城里と大子、これらとも連携をしながら進めていきたいというふうに思いますので、答弁とさせていただきます。 ○議長(木村勝昭君) 26番、堀江鶴治君。
    ◆26番(堀江鶴治君) 再質問したいと思います。 最初に、収入未済額の件でありますけれども、5億1,000万円と大変に大きな額でありますけれども、これが不納欠損額になる可能性があると思うんですが、今後3年も4年も経過して、次年度にまだ不納欠損額に出るということは、財政にとっても問題があると思いますが、次年度の決算末で不納欠損等がどの程度出る見込みが考えられるのか、その辺について伺いたいと思います。 それから、2点目、市財政の健全性の問題についてでありますけれども、市長に伺いたいと思います。 公債費負担比率が2.3%上がっているということは、幾ら交付税で見てくれる過疎債とか合併特例債等が含まれているといっても、この種の起債はいわゆる時限立法に基づくもので、そういう財源の内容であり、安閑としてはおられない、こういう財政の見通しではないでしょうか。国や県の財政状況、大変厳しい状況になっております。普通のやり方では返せない、企業であれば倒産、こういう状況が国の状況であります。国や県の借金額も膨大になっており、改めて市の財政運営を健全化していくことが求められているのではないでしょうか。今後の財政運営に対する基本的な考えを伺いたいと思います。 次に、指定管理者制度に関して伺いたいと思います。 最初に、総務部長でありますけれども、条例の規定により、各指定機関は毎事業年度ごと事業報告書を提出することになっていると思いますが、きちんとこれが報告されているのかどうなのか、その辺を確かめておきたいと思います。 次、市長に伺いたいと思いますけれども、指定管理者制度の導入の結果については、現時点での市長としての評価、市の行財政の運営にとってプラスになる、そういうことで指定管理者制度が導入された経過があるわけですけれども、市長としての評価をどのようにしているのか伺いたいというふうに思います。 次に、水郡線の活性化の問題について再質問したいと思います。 ただいまの部長の話では若干個人の負担金等を上げたいというような答弁がありましたけれども、19年度は明治座ですか、そういう観劇も含めての内容でありまして、これは個人がかなりメリットがあると、そういう内容でありますので、当然これはこの種の事業については、個人の負担金はある程度高くして取ってもおかしくはない、当然そのほうが妥当だというふうに一般の住民から考えても考えられる事業だと思います。この点で、再度負担金をもっとふやすようにしてほしいと思いますが、その辺について伺いたいと思います。 次に、次世代を担う子供の誕生を祝す出産祝い金の問題が答弁がありました。この件では、以前緒川村でやっていたように、3人目のお子さんが生まれたら30万円を支給するようにすると。今、大子町ではお子さんが生まれるごとに町営住宅の家賃の補助が、1人目、2人目、3人目と子供が生まれるごとに補助金をふやす内容で行財政を運営しているというような話も聞いております。少子化対策に効果が上がっているというふうに考えるものであります。 鹿沼市でも抜本的な強力な施策を行って、少子化に歯どめをかけ、大いに効果を上げられているようでありますが、市の後継者を育てていくべきではないでしょうか。市長の言われる住んでよかったと言えるようなまちづくりのためにも、あの当時は暫定的に3万円にすると、1人生まれれば、そういう話があったと思いますけれども、このままに続けていくのではなくて、2人、3人目が生まれた場合には一定の市の助成を行って、子供さんが生まれやすい環境をつくっていく、これが当然市の役割ではないか、それが活性化につながるんではないか、少子化の対策にもなるんではないか、このように考えるわけであります。その点で市長の考え方を伺いたいと思います。 次に、祭りの問題で答弁がございました。市長の答弁では、今後は民間を中心にこの祭りを開催していくべきだということで大子の例等挙げられましたけれども、市長に伺いたいと思います。平成19年度の決算の状況を見ますと、大宮地域の祭りに、産業祭ですか、737万円、山方地域の祭り、2つほどあるようですけれども、合わせて1,116万円、美和地域の祭り2つ合わせて620万円、御前山地域400万円、合わせて2,873万円余りの補助がされているように見受けられるものであります。 これらのことを踏まえて、先ほど桜祭り、夏祭りの話が出ましたけれども、緒川地域では具体的な補助がほとんどされていない。こういうことを考えまして、バランスのとれたまちづくりのためにも、住民がこぞって参加できるような企画を望みたいと思うわけであります。市のほうとしても、民間経営の方向を目指すのであれば、それなりの援助、指導等も含めて、祭りが開催できるような施策にしていっていただきたい、このように考えるわけであります。この点について、市長の答弁をいただきたいと思います。 以上。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 市民部長、菊池正男君。 ◎市民部長(菊池正男君) それでは、次年度の収入未済額の見通しについてということについてお答えいたします。 見通しにつきましては、今年度の市税全体の徴収率89.7%を向上できるよう努力したいというように考えております。なお、今後につきましては、滞納対策を強化するために滞納対策本部を組織いたしまして、全体にわたりまして滞納対策、未収金徴収に力を入れていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) それでは、市の財政の健全化の再質問でございますが、市の置かれている状況は厳しい状況には変わりございませんが、この起債関係につきましては、やはり有利な過疎債あるいは合併特例債等、後年度に財政負担をいただけるような市債の発行を使って進めていきたいと考えております。先ほども答弁したとおり、これらにつきましては、市債の発行につきまして、元金償還以内というようなことで発行ということなんで、順次圧縮されるかなというふうに考えておりますので、その発行にあってはゼロで事業を進めるというのはなかなか厳しい状況でございますので、そのような有利な起債を利用して事業を進めていかなければならないというふうに考えてございます。 それから、指定管理者関係の報告書ということでございますが、これにつきましては、事業報告書ということで毎年度事業終了後60日以内に管理業務の実施状況及び利用状況とか、利用料金、収入の実績あるいは管理に係る収支状況とかをつけまして、各指定管理者から提出をさせて、内容の評価をしてございます。 その後で、どのように評価をされたのかというご質問もございますので、この19年度行われました32の施設に対する指定管理料の関係でございますが、約2億2,300万円ほどございます。さらに料金収入2億9,700万円、合計で約5億2,000万円となっておりますが、これに対しまして支出のほうにつきましては5億1,600万円程度ということで、差し引き440万円程度の余剰金が生じている現状でございます。 指定管理者導入前の維持管理費と比較しますと、約1,000万円ほどの削減が出て、この制度の効果があらわれているというふうに評価をしているところでございます。 それから、水郡線関係の利用者の負担金をもっと高くしてというようなご質問でございますが、現在、水郡線の利用あるいは明治座での入場料等積算しますと、1人当たりとしまして約2万円程度かかる予定になっておりますので、これらのうち、現在決定されておりませんが、少なくとも半分以上は参加者負担でもいいのかなというふうに現在のところは考えておりますが、これからの委員会の中で、検討委員会を設置してございますので、その委員さんの意見も参考にしながら、参加費等については決定していきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次に、保健福祉部長、松本 豊君。 ◎保健福祉部長(松本豊君) 市の少子化対策、子育て支援対策につきましては、次世代育成支援地域行動計画に基づきまして、関係各課さまざまな施策を講じて子育て環境の整備を行っているところでございます。そういう中にありまして、出産祝い金というよりも出産奨励金に戻してはどうかというご提案でございますけれども、この案件につきましては、先ほど申し上げましたとおり、平成17年に条例をご提案し、議論の結果、お祝い金として第1子から贈呈するといったことで決定をした経過がございます。こういう経過の中で、先ほど申し上げましたとおり、当分の間はこの制度で運用してまいりたいというふうに考えております。 なお、市独自の施策として、ご承知のように当市では保育園あるいは幼稚園の第3子以降につきましては保育料の保護者の負担軽減を図るために無料化をしているといった施策も、独自の施策として講じているといったこともございますので、この出産祝い金につきましては現行のまま行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、経済部長、高村和一君。 ◎経済部長(高村和一君) それでは、旧緒川村地区のふるさと祭りの件につきましてご答弁を申し上げます。 まず、議員ご指摘のように、このふるさと祭りは合併直前の平成15年をもって中断となったわけでありますけれども、この祭りが中断をする際、各地区においてお祭りを継続する場合には助成をするというお話がありまして、その結果、現在、先ほど市長から答弁申し上げましたように、小舟地区のやすらぎの里夏祭りが1つ行われているのが実態であります。そのような観点から、ぜひともこのやすらぎの里夏祭りが緒川地域の一大イベントとして発展するように住民の方にお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(木村勝昭君) 次に発言を許します。 23番、金子 卓君。 ◆23番(金子卓君) 23番、金子 卓です。 議案第80号、一般会計決算について質問をします。 1点は歳入です。三位一体改革の影響額をお聞かせください。三位一体改革の影響は、平成でいいますと16年から受けていますが、19年度までの累計ではどうなっているのか、あわせてお聞かせください。 2点目は、県租税債権管理機構への依頼、実績の件数、その内容、また差し押さえ等についてもお聞かせください。 3点目は市民バスの利用実績です。合併の新市建設計画の3つの重点事業の一つであり、昨年10月から本格運行となったにもかかわらず、決算に係る主要施策の成果説明には、市内循環交通システム事業5,882万3,000円、市内循環交通システム検討委員会、年2回開催、10月1日より市民バス本運行開始としかありません。市全体と地域ごとの利用実績、それぞれについて1日平均利用者数と一運行の平均の利用者数をお聞かせください。 4点目は、購入設置費を助成した生ごみ処理容器の利用状況調査についてです。これまでも何回か要請をしました問題です。 昨年度、生ごみ処理容器購入設置補助は、コンポスター等が62基分交付されています。今までにかなりの数の処理容器が市内に設置されていますが、うまく使いこなしている方は多くはないのではないでしょうか。利用状況調査が行われているのかお聞かせください。また、使い方の啓蒙等は行われているのでしょうか。 5点目は、建設工事の予算額、設計額、予定価格、落札額、契約変更後の契約額、それぞれの総額をお聞かせください。それぞれ消費税が入っていたり、入っていなかったりすると思いますので、その旨も説明を求めます。 また、それぞれについて、地域ごとの金額、また入札方法別の落札率をお聞かせください。 6点目は、市独自の農業振興施策についてです。数多くの農業振興施策のうち、市独自で行っている施策についての説明を求めます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) それでは、1点目の三位一体の改革の影響ということでございますが、これにつきましては、平成16年から平成18年度にわたる施策でございまして、本市におきましてはこの3年間で税源移譲に伴いまして約3億5,000万円が所得譲与税として移譲され、反面、地方交付税改革により地方交付税額が臨時財政対策債を含め約11億円が削減となりました。また、国庫補助負担金改革により、その影響額が約3億円の減額となったところでございます。 三位一体の改革は、平成18年度で終息しているため、平成19年度決算においてはそれによる大きな影響というのはございませんが、税源移譲として平成18年度まで所得譲与税として移譲されたものが平成19年度には廃止、所得税から個人住民税へ直接移譲されることになってございます。 それから、次の市民バス関係でございますが、市民バスの利用実績と市全体、地域ごとに平均もということですが、全体で述べますと、平成19年度に市民バスを利用された延べ人数ですが、6万1,688人でございます。地域別では、大宮地域が7,166人、山方地域が8,152人、美和地域については2つのコースに分けて集計しておりますが、それを合計しますと合わせて1万4,401人、緒川地域7,745人、御前山地域5,721人、それにこの大宮地域と4つの総合支所と地域を結ぶ路線、これらを合わせますと1万5,945人、全部合わせますと、先ほど言いましたように6万1,000人程度になります。その他、市内の温泉施設をめぐるコースで2,555人ということがございます。 1日の平均乗車数ですが、運行日数、19年度が一般で245日、温泉コースは98日運行してございます。6万1,688人の利用ですので、全コースを平均しますと1日252名の方が利用しております。さらに、一運行での平均ですが、コースが各地域ごとに設定されており、便数も地域やコースによって差がありますが、単純にそれぞれのコースごとにというわけにはできませんが、平均しますと、1日252名を33コースありますので、それで割りますと1コース7.6人というような利用状況になってございます。 それから、地域別1日ということですので、地域別では、大宮地域につきましては、今も報告しましたように年間利用者7,166人でございます。それらを運行日数で割りますと1日29.2人ということになります。山方地域が8,152人ですので、1日33.3人、美和地域は、2つを集計しておりますが、美和の地域内と美和の国保診療所ございますが、その間の利用者が1万570人で43.1人、診療所から総合福祉センター、この路線、別集計になってございますので、ここが3,834人、15.6人、緒川地域が7,745人で31.6人、御前山地域が5,721人で23.4人となります。それから、各地域と市役所を結ぶ地域がございますが、山方総合支所と結ぶ路線では年間1,798人で、1日7.3人、美和総合支所関係の部分ですが4,442人で18.1人、緒川総合センターからですが、7,938人、32.4人、御前山総合支所関係からですが1,769人、7.2人という数字になっています。それから、先ほど言いましたように温泉コースについては2,552人で、26.1人の1日平均の利用者がございます。 それから、次に建設工事の予算額、設計額、予定価格、落札額等々の地域ごとの、あるいは入札方法別の落札額と出ておりますが、このうち、最初の予算関係につきましては当初予算あるいは補正予算でもお配りしております建設事業等明細書というのをお配りしておりますので、詳細についてはそれらをごらんになっていただきたいと思います。 次に、設計額については、現在公表しておりませんので、そのようにご理解いただきたいと思います。 次の予定価格でございますが、地域ごとに答弁したいと思います。 大宮地域の予定価格でございますが、10億4,015万3,000円の中で、当初契約が9億7,840万7,000円、変更もございますので、変更後につきましては10億3,123万2,000円となります。山方地域ですが、予定価格2億75万3,000円、当初契約1億8,243万8,000円、変更後でございますが1億8,682万6,000円となってございます。美和地域については、予定価格4億5,204万6,000円です。当初4億3,889万円でございます。契約総額、変更後4億4,748万9,000円、緒川地域につきましては、予定価格が3億5,162万円、当初契約3億1,185万9,000円、変更契約後3億7,245万6,000円、御前山地域については、予定価格6億9,630万8,000円、契約当初6億5,212万4,000円、変更後でございますが6億5,655万5,000円となりました。市全体では、予定価格27億4,087万9,000円、当初の契約ですが25億9,371万6,000円、変更後は26億9,455万7,000円となってございます。 さらに、入札方法別落札額というご質問でございますが、市全体での当初落札額ですので当初の契約でございますが、市全体では25億9,371万6,000円となります。そのうち一般競争の郵便入札になりますが、17億5,497万円となります。指名競争が8億1,482万7,000円、随意契約が2,391万9,000円ということでございます。 これらの数字については、消費税及び地方消費税の額を含んだ金額になってございます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次、市民部長、菊池正男君。 ◎市民部長(菊池正男君) それでは、19年度の茨城租税債権管理機構への委託内容、結果についてお答えいたします。 この茨城租税債権管理機構につきましては、484万8,000円を負担いたしております。19年度の委託件数でございますが、19年度新規として13件、18年度継続分で3件、合計16件分でございまして、本税額でございますが、9,487万円について委託いたしました。それらの徴収実績でございますが、6件分でございまして、その徴収額は789万6,000円でございます。 なお、内容でございますが、不動産の差し押さえ、宅地、山林等、さらに公売等によるものでございます。 次に、清掃費の生ごみ処理容器の購入費補助金でございますが、それらの容器の利用状況等についてお答えいたします。 19年度の生ごみ処理容器の補助につきましては、電動式生ごみ処理機11基、コンポスター29基、EMボカシ容器22基の3種類の計62基分について補助金31万1,100円を交付しております。 これらの利用状況調査でありますが、平成20年3月に処理機の使用状況や設置効果、意識啓発効果を調査するためのアンケート調査を実施いたしました。対象者は17年度から19年度までの3年間に補助を受けた方から100名を抽出して行っておりまして、そのアンケート結果につきましては、常陸大宮広報7月号ナンバー46号に記載してございます。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、経済部長、高村和一君。 ◎経済部長(高村和一君) それでは、6点目の市独自の農業振興施策についてでありますけれども、主なものといたしまして、まず水田農業構造改革対策事業といたしまして、地域水田農業ビジョン実現のため、振興作物、麦、大豆、ソバ、飼料作物などを作付した場合の助成及び調整水田保全管理などに対する助成、担い手及び集落型経営体参加農家への助成、加工米として出荷した場合の主食米との価格差の一部の補てん、農地を借り受けた場合の小作料の一部助成などを行ってまいりました。 また、JA茨城みどり及び各種生産部会に対する助成及び水田防除に対する助成などを行ってまいりました。 以上が独自の事業の主なものでございます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 23番、金子 卓君。 ◆23番(金子卓君) 再質疑を行います。 2番の県租税債権管理機構への質疑ですけれども、19年度時に13件依頼したということなんですけれども、その中身、それを説明してください。 それから、市民バスの利用実績ですけれども、一般的に我々も含めて、市民が見るのはコース全体を見るわけじゃないですから、その都度、その都度バスが運行しているところがどうなんだということが関心になっているわけです。ですから、33コースで平均7.6人という言い方でなくて、それぞれコース往復で結構何回か運行しているわけですね。それも全部含めて一運行の平均がどうなのかということを聞いているわけです。それが出ていましたらお聞かせください。 あわせて、当然最小というのはゼロ人、だれも乗っていないということなんでしょうけれども、最大乗っているときは何人なのか、その辺もあわせてお願いします。 それから、5点目なんですけれども、私、設計額についての総額で聞いたわけなんですけれども、その総額も公表できないということはどうなのか。別に総額を公表しても、何らこれからの入札事業に差し支えはないと考えるわけですけれども、なぜ総額の設計額の公表、できないのか、しないのか、理由をお聞かせください。 それと、この建設工事関連で、1つは、入札方法別の先ほど落札額の答弁いただきましたけれども、落札率、計算すれば出るわけですけれども、落札率がどうなのか、それをお聞かせください。 それと、建設工事に関連しまして、今の答弁でこれらの建設業者ごとの指名回数、落札回数、これもお聞かせいただきたいと思います。当然これらの数字はまとめていると思いますので、まとめているか、いないのかもあわせてお聞かせいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 市民部長、菊池正男君。 ◎市民部長(菊池正男君) お答えいたします。 19年度分の茨城租税債権管理機構への移管内容についてでございますが、先ほど言いましたように、そういうケースがございますが、まず、税としては市民税、さらに固定資産税、国保税等でございまして、19年度分の件数の内訳は13件で13名分でございます。これは、各氏名は手持ちありますけれども個人名でありますので、公表は差し控えさせていただきます。過年度分につきましても、5件5名分でございまして、これらにつきましても市税、国保税、固定資産税等でございます。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) 最初のバスの関係ですが、コースごとということですが、今報告したとおり33コースありますので、答弁したとおりでございますが、そのほかに最大ではというようなご質問もございますが、これは、今までの統計ですと最大で20人から30人乗っているコースが美和・緒川地域で発生してございます。これらについては、福祉センターあるいは老人福祉センター等へ一緒に行くというようなことで、そういう人数になっているのかなというふうに考えます。最大では、今までの数字では20人から多い時30人の数字を記録してございます。最小につきましては、乗っていないときも当然ございます。 そういうことで、それぞれの地域も運行回数も違ってございますので、単純にコースごとに何人というのは今のところ積算してございません。 それから、建設工事関係の設計総額の公表ということでございますが、この設計額につきましては、総額はというご質問でございますが、個々の設計額を足し上げて総額になるということで、おのおのの設計額については非公表というような扱いをしておりますので、総額についても同様の考えでございます。 落札率につきましては、先ほど申しました数字を除していただければ率は出てくるかと思いますので、ご了解をいただきたいと思います。 それと、業者別等につきましても、それぞれの地域の業者別に集計はできるのはできますが、本日、地区別、業者別の数字等については今持ち合わせてございませんので、この場で答弁はできませんが、それぞれの数字等については把握して、管理をしていきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) ここで、10分間の休憩といたします。 △休憩 午前11時06分 △再開 午後11時17分 ○議長(木村勝昭君) 休憩前に引き続き再開をいたします。 次に発言を許します。 9番、内田勝廣君。 ◆9番(内田勝廣君) 9番、内田勝廣です。 19年度決算の総務費、戸籍住民基本台帳費についてご質問をいたします。 一般的に住民基本台帳ネットワーク、住基ネットと呼ばれておりますが、住所、氏名、生年月日、性別に11けたのネット番号が記録されました写真入りのカードを持つことにより、全国どこでも役所に行けば、また自宅のパソコンに認証確認専用機を取りつければ、本人の確認情報が取得できるというシステムであります。 既に、国では400億円をつぎ込み後戻りはできないと言われておりますが、矢祭町など不参加の6自治体400万人以上、国民総番号制による国家管理監視社会になる危険性、情報の漏えい、その罰則の緩さ、個人情報保護条例とのかかわりなど問題が複雑化している状況があり、市町村の取り組みとしては財政負担がさらに重なり、自治体にとっては判断が難しい状況と認識いたしておるところでありますけれども、今19年度の決算で多額の予算が支出されておりますので、何点か質問したいと思います。 1番。支出済額の2億331万9,675円について、説明をお願いいたします。 2番。県内で交付枚数は約3万3,000枚であります。交付利用が多いのは石岡市と常陸太田市であります。本市の住民基本台帳カード交付枚数について、総数は19年度決算に係る主要施策の成果説明に載っておりますが、本庁、各総合支所の交付枚数について確認をお願いいたします。 3番。国では、先ほど申し上げましたように400億円を投資していると言われておりますが、本市においては、合併前の整備開始から19年度までの住基ネットへの投資金額はどのくらいになるのか、わかっているだけで結構ですので数字をお示しいただきたいと思います。 4番。この取り組みには、全国で裁判も起きており、その事例も多々出ており、市町村レベルでは問題解決の結論を出すのには非常に難しく思われますけれども、今後の常陸大宮市の住民基本台帳カードの取り組みはどのように推進していく予定なのか、計画があればお願いを申し上げます。 以上4点についてよろしくお願いいたします。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 市民部長、菊池正男君。 ◎市民部長(菊池正男君) それでは、総務費の戸籍住民基本台帳費の中の支出額2億331万9,675円について説明いたします。 これは、市民課の中心となる業務の経費でございまして、戸籍総合システム、そして住民基本台帳システム、住基カードシステム、印鑑登録関係、外国人登録関係のシステムを使った各種証明書などの発行業務経費でございます。また、これらのシステムの管理経費、また戸籍事務協議会等に負担する負担の経費が主なものでございます。 なお、この経費には、本庁、総合支所職員24名分の職員給与、職員手当、共済費等、合計1億8,439万円の人件費が含まれて大半を占めておりまして、実際の実質業務経費については9.3%の1,890万4,000円でございます。 次に、2点目の住基カードの交付枚数でございますが、これは合併前から始まったことでありまして、合併後、現在においてトータルで件数を申し上げますと、20年6月30日現在における常陸大宮市の交付枚数は345件でございます。 次に、3点目の現在までの住基ネットへの投資金額についてということについてお答えします。 これにつきましては、ただいま申し上げましたように、合併前の旧町村から設置しているものでございますけれども、現在の数字については、合併後について、16年度後半から19年度までについて申し上げます。 内容は、機械の賃借料等です。端末機だとか、発行機だとか、サーバー機等がありますが、そういう機械の賃借料、それの連携サーバー賃借料、保守料、消耗品でございまして、合併後のトータル額でございますが、1,947万8,000円でございます。 次に、今後のカードの交付拡大の取り組みについてでございますが、いろいろ課題、問題はございますけれども、このカードにつきましては、やはり県の動きもございます。さらに、県の動向を踏まえまして、常陸大宮市としてこのカードの利活用につきましては基本的な活用面でいろいろ問題ございますけれども、なるたけ活用が図られるよう、広報だとか旬報だとか、来庁市民への資料の配布等をしながら、さらに積極的な普及に向け取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に発言を許します。 3番、吉川美保君。 ◆3番(吉川美保君) 3番、吉川です。 1点お伺いいたします。 19年度決算性質別歳出の投資的経費において、市道改良事業費等の単独事業費は、18年度よりも44.3%減少しております。19年度土木費の中、道路橋梁費も決算額12億351万1,006円においても同様に、前年度より約13%減少しております。 そこで、地域別に見ると、道路の計画性、そして改良率に偏りはないのでしょうか。大宮地域など、救急車が入れない狭いところもたくさん見受けられます。また、工事がとまっているところもたくさんあるように感じられますが、そういった中での整備率の偏りはないのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 建設部長、會澤 勲君。 ◎建設部長(會澤勲君) それでは、お答えいたします。 市道改良費の事業費の減少についてということと、優先順位というようなことが質問の中にございますけれども、道路整備につきましては、基本的には市民からの要望あるいは陳情等があった路線の中から緊急性あるいは利用頻度、さらには地域のバランスというようなものを考慮いたしまして、区長さん方と相談しながら予算化し、執行させていただいております。 事業を進める中で、ただいまご質問にありましたように、一時休止しているような路線もございます。用地の協力がなければ進められないというふうなことになりますので、できるだけそのようなことがないように、道路整備の必要性を関係者等にご説明しながら同意をいただき、整備を進めているところでございます。 市道関係の予算の減少ということでございますけれども、今後もできるだけ市道改良費の予算につきましては、要望に沿えるよう予算化しながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解、ご協力をお願いしたいと思います。 参考に申し上げますと、各地域ごとの道路改良の率でございますけれども、市道につきましては市内全域で約2,000キロほどございます。大宮地域につきましては改良率が約30%、山方地域につきましては21%、美和地域につきましては46%、緒川地域について54%、御前山地域につきましては28%、市内全域、先ほど申しましたように、市道認定延長約2,000キロに対しまして29.9%の現在改良率でございます。 今後、いずれにいたしましても、先ほど申し上げましたように、関係者の協力を得ながら順次進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次に発言を許します。 7番、武石寿長君。 ◆7番(武石寿長君) 平成19年度の一般会計決算で歳入歳出差引残額が4億8,599万5,116円、実質収支でも4億5,231万7,116円となっています。この成果は、執行部の懸命なご努力の結果、また理由は幾つかあるかと思いますが、市民の負託に早急にこたえる、また要望を取り入れるということを考えますと、もっと事業への充当をしてもよいのではないか、このように考えますが、この額について総務部長の見解をお伺いいたします。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) それでは、19年度一般会計に係る不用額関係でございますが、約4億4,900万円ほどございます。18年度に比べますと1億1,700万円ほどふえておるのが現状でございます。これは、工事請負に係る入札差金等による不用額のほか、最終的な支出見込み内、いわゆる扶助費などに係る不用額が多くなっておりますが、予算執行の適正化などを踏まえまして、不用額の減少に努めてまいりたいと考えております。 また、実質収支でございますが、一般会計実質収支額4億5,231万7,000円の黒字ということで、率にしますと約3.3%となります。普通会計ベースで見ますと、実質収支比率は3.6%となっておりまして、実質収支比率で見た場合、一般的におおむね3%から5%程度が望ましいと言われておりますので、今回不用額は出ましたけれども、ほぼ妥当な数字ではないかというふうに考えておりますが、今後とも適正な執行に当たっていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 以上で質疑を終結いたします。 議案第80号から議案第92号までの決算認定13件は、お手元に配付いたしました印刷物のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ただいま付託しました決算認定13件については、付託されたそれぞれの委員会において、審査終了の上、来る24日の本会議において、審査の経過及び結果を報告されますようお願いいたします。--------------------------------------- △議案第93号~議案第96号の一括質疑、委員会付託 ○議長(木村勝昭君) 日程第14、議案第93号 常陸大宮市ふるさと応援寄附条例から、日程第17、議案第96号 常陸大宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び常陸大宮市特別会計条例の一部を改正する条例までの4件を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 16番、木村久美子君。 ◆16番(木村久美子君) 議案第93号 常陸大宮市ふるさと応援寄附条例について質問をいたします。 ふるさとを大切にしたい、ふるさとの発展のために貢献したいという気持ちを寄附金として受け取り、ふるさと支援事業のために有効に運用するための条例でありますが、全国の自治体は、財源確保のため少しでも寄附金を獲得し、地元ファンをふやそうと、その取り組みに創意工夫を凝らし始めています。 歳入増につながるふるさと納税への期待は大きいものとは思いますが、一方で、ふるさと納税には、地元住民が他の自治体に寄附をすれば、入るはずの税収が失われるという側面があります。この条例に寄せる期待度をお伺いいたします。 また、自治体間での競走意識が高まることも予想されますが、どのようにPRしていくのか、ふるさと納税の仕組みや手続の流れ、寄附金の使い道あるいは地域の特色、施策についての説明などのため、専用サイト開設予定の有無、寄附者への対応はどのようになるのでしょうか。例えば公営施設の料金割引サービスや招待券、あるいは特産品の贈呈をするなどして、さらなるPR、交流へとつなげようと考えているのかどうか質問いたします。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 市長、三次真一郎君。 ◎市長(三次真一郎君) 常陸大宮市ふるさと応援寄附条例についてお答えをいたします。 期待度についてのまずお尋ねですが、既に近隣市町において寄附制度を導入しているところであり、常陸太田市では6月に開始以来、数件の申し込みがあったそうであります。 本市においても、既にふるさと税制度についての問い合わせがあります。ほかの市町村の取り組みが紹介されている状況の中、ふるさと常陸大宮市を応援しようとする方がいらっしゃることは大変心強く思うところでありまして、どの程度の寄附があるかは不明ではありますが、新しい常陸大宮市のふるさとづくりの一助になればと期待をしております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(木村勝昭君) 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) それでは、2点目のPRあるいは専用サイトの開設、寄附者の応援の対応等について、あわせて答弁したいと思います。 このPRの方法につきましては、まず常陸大宮市ホームページにふるさと応援寄附募集ということで開設したいというふうに考えてございます。さらに、チラシ等の発行をしまして市内の温泉施設とか、工業団地内の企業等に出向きまして、PRなども検討したいというふうに思っております。 それから、専用サイト関係でございますが、今お答えしましたように、常陸大宮市のホームページ内において、ふるさと応援寄附条例の募集を開始する旨予定しておりますので、ご理解いただきたいと思います。 それから、寄附者への対応等でございますが、現時点での検討委員会の中では、寄附時、その後というような質問でございますが、寄附された方に対しては礼状、それから市勢要覧、さらに広報紙、これは現在3回程度予定しておりますが、寄附を受けたとき、さらには寄附をされた方の公表ということも予定しておりますので、広報紙に掲載したときの広報紙あるいはそれらの事業の報告もしなくてはなりませんので、使い道の報告ということで、報告するときにも市の広報紙等をあわせてお送りしたいというふうに検討しております。 さらに、市内には3つの温泉施設等もございますので、ここの共通利用券を送ることはどうなのかなということも今検討しております。さらには、他市町村で地域の特産品等の贈呈について報じられておりますが、それらについても早急に検討して、詰めてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 質疑を終結いたします。 本案は、配付の議案付託表のとおり総務常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- △議案第97号の質疑、委員会付託 ○議長(木村勝昭君) 日程第18、議案第97号 常陸大宮市立学校設置条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑の発言通告がありますので、発言を許します。 23番、金子 卓君。 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 議案第97号、学校設置条例の一部を改正する条例ですが、先日、統廃合に関する質疑をしましたが、議題外だということで、今回行わせていただきます。 御前山地域の小学校の統廃合については、地域の方から既存の校舎を活用するように非常に多くの方の署名を添えて陳情がありました。私は、義務教育施設適正配置審議会での審議の対象から御前山地域の小学校を外したことは間違いだと考えています。 7月に公表された実施計画では、既存の施設を利用すると、現在の校舎の活用を明記しています。実施計画が策定された現在、新しい校舎を建設した御前山地域の小学校の統廃合についての教育長の見解をお聞きしたいと思います。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 教育長、坂本忠夫君。 ◎教育長(坂本忠夫君) ご答弁を申し上げます。 御前山地域の3小学校の統合につきましては、もう既に議員ご存じのとおり、合併前からの懸案事項でありまして、それを引き継いで推進をしたところでございます。その推進している中で、今、議員ご指摘のありましたように、既存の施設の活用というような署名運動もあったのも事実でございますが、検討の結果、統合する条件としての新しい学校の設置というような条件がついておりましたので、それを推進したわけでございます。 また今、審議会のことが1つ出ましたけれども、審議会から御前山地域の統廃合を外したわけではございませんで、御前山統合小学校につきましては、先ほど申し上げましたように合併前から進んでおりまして、それを推進していた。その後に審議会を立ち上げたわけでございますので、これは別ルートとして審議をしてきた経緯でございます。したがいまして、御前山の地域の3小学校の統合につきましては、地域の議決機関を経ての推進をしたということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 23番、金子 卓君。 ◆23番(金子卓君) 以上の教育長の答弁ですけれども、合併後、審議会ができて、またその過程であれだけの数の陳情書、既存の校舎を活用してほしいと。財政難を言うのであれば、やはりほかの地域の要望実現のために現在の校舎を活用してほしいという陳情が出たわけですね。ですから、私は当然そういう地域の住民の要請に基づいて適正審議会の中で、別ではなくもう一度審議し直すべきだったと私は考えます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 質疑を終結いたします。 本案は、配付の議案付託表のとおり生活文教常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- △議案第98号の質疑、委員会付託 ○議長(木村勝昭君) 日程第19、議案第98号 常陸大宮市道路占用料徴収条例及び常陸大宮市法定外公共物の管理に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑の発言通告がありますので、発言を許します。 10番、野上台一君。 ◆10番(野上台一君) 10番、野上台一でございます。 議案第98号 常陸大宮市道路占用料徴収条例及び常陸大宮市法定外公共物の管理に関する条例の一部を改正する条例について、4つほど質疑をいたします。 まず1点目です。 提案理由は、道路法施行令の一部改正に伴うという、この間ご説明がありましたけれども、具体的な理由は何かということでお伺いします。 2番目として、何でも今上がっている時代に、このような大幅な値下げを実施することによってどのようなメリットがあるのかどうかお伺いいたします。 3番目として、実施されれば大幅な収入減になります。収入減になる分は他に補うような案があるのかどうかお伺いします。前回、部長の説明では、年間当たり400万円以上の収入減になるということですけれども、仮に400万円だとしても10年で4,000万円になりますので、大変な金額になりますのでお伺いします。 4番目として、今会期中提案されていますけれども、今会期中に決めなければならないことなのかどうか、またこのような収入減になるようなことは先へ引き伸ばしできないものかどうかお伺いします。 以上4点です。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 建設部長、會澤 勲君。 ◎建設部長(會澤勲君) それでは、道路占用料徴収条例関係につきましてご答弁申し上げます。 まず、①の道路法施行令の一部改正に伴う理由でございますけれども、現行の道路法施行令につきましては、平成8年4月に改定されて、それ以降見直しが行われておりませんでした。そういう中で、理由の一つといたしましては、全国的な地価下落が著しく、現行占用料の基礎となる地価水準の下落、次に、全国的に市町村合併が進展したことから、現行占用料の基礎なる全国の市町村区分が大きく変動してきたこと、さらに、平成18年3月31日閣議決定された中に、道路占用単価の見直しについて、市町村合併の状況を踏まえつつ、平成18年度中に結論を得ることを目途として検討するとされておりまして、それを受けて道路占用料制度に関する調査検討会が開催されました。平成19年3月に占用料制度改正の必要性について、報告書が取りまとめられたわけでございます。 以上のようなことから、道路法施行令別表が改正され、平成20年度から新たな占用料とすることの指導が県から示されまして、実施時期については検討していくという予定であると示されたわけでございます。 このような経過によりまして、道路法施行令の別表が改正されたわけでございます。 ②のメリットはあるのかについてでありますが、ただいま議員さんのお話のとおり、占用料が減収になると考えられますので、歳入面においては何らメリットはないというふうに考えられます。 ほかに補う案はということでございますけれども、現在特にございません。 ④の先に引き伸ばしできないかということでございますが、平成20年度より新たな占用料とするため改正されました県内の取り扱い状況でございますけれども、県では21年4月1日から予定、近隣市町村についてでございますけれども、日立市、大子町が同じく平成21年4月施行予定、ほかの市町村につきましても改正に向け、ただいま準備作業に入っているというふうに伺っております。 さらに、東電、NTTから早期改正の要望も受けておりますので、今回ご提案させていただきました。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 10番、野上台一君。 ◆10番(野上台一君) 今、答弁いろいろいただきましたけれども、地価下落のためということ、その他いろいろありますけれども、このような中、近隣町村が始まったということですけれども、実施時期については検討するという先ほどのお話がありましたので、今回、何でかんでやっぱり収入減につながることは先送りしたほうがいいような考えはしているんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(木村勝昭君) 建設部長、會澤 勲君。 ◎建設部長(會澤勲君) ただいまありました先送りということでございますけれども、先ほどご説明いたしましたように、平成20年度からもう新たな占用料になってございます。それと、県のほうでも21年4月1日から施行と。近隣市町村についても、先ほど申し述べましたように2つの市町では同じ時期に施行開始と。ほかの市町村につきましても改正に向けて現在準備作業に入っているということでございますので、今回ご提案申し上げてございますので、よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次に発言を許します。 23番、金子 卓君。 ◆23番(金子卓君) 23番、金子 卓です。 通告したのは、占用料改定の影響額ということなんですけれども、業者ごとの減少額、20年度が幾らぐらいになるのかお聞かせください。 それと、あわせてこの条例改正の提案説明では、非常に説明が不十分というか、全協で説明したということなんでしょうけれども、本会議での説明が非常に不足していたと感じます。やはりきちんと内容の説明をすべきであると考えます。あわせて要請をしておきます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 建設部長、會澤 勲君。 ◎建設部長(會澤勲君) それでは、影響額についてご答弁いたします。 今回の改正によりまして試算いたしましたところ、道路占用料につきましては、東電、NTTで約386万円の収入減になります。さらに、法定外公共物では約38万円ほどの減になるというふうに見ております。率にいたしまして35%の減収になるわけでございます。 それと、本会議の説明ということでございますけれども、今後、十分その意を酌んだ中で説明してまいりたいというふうに考えております。 よろしくお願いいたします。 ○議長(木村勝昭君) 質疑を終結いたします。 本案は、配付の議案付託表のとおり経済建設常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- △議案第99号の質疑、委員会付託 ○議長(木村勝昭君) 日程第20、議案第99号 常陸大宮市水道事業運営審議会条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑に入ります。 通告がありませんので、質疑を終結いたします。 本案は、配付の議案付託表のとおり経済建設常任委員会に付託いたします。 所管の常任委員会に付託いたしました議案につきましては、各常任委員会において審査終了の上、来る24日の本会議において審査の経過及び結果を報告されますようお願いいたします。--------------------------------------- △議案第100号の質疑、委員会付託の省略、討論、採決 ○議長(木村勝昭君) 日程第21、議案第100号 常陸大宮市土地開発公社定款の変更についてを議題といたします。 これより質疑に入ります。 発言の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより議案第100号 常陸大宮市土地開発公社定款の変更についての討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第101号の質疑、委員会付託の省略、討論、採決 ○議長(木村勝昭君) 日程第22、議案第101号 那珂地方公平委員会規約の変更についてを議題といたします。 これより質疑に入ります。 発言の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより議案第101号 那珂地方公平委員会規約の変更についての討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第102号の質疑、委員会付託の省略、討論、採決 ○議長(木村勝昭君) 日程第23、議案第102号 城北地方広域事務組合規約の変更についてを議題といたします。 これより質疑に入ります。 発言の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより議案第102号 城北地方広域事務組合規約の変更についての討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第103号の質疑、委員会付託の省略、討論、採決 ○議長(木村勝昭君) 日程第24、議案第103号 大字及び字の区域の変更についてを議題といたします。 これより質疑に入ります。 発言の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより議案第103号 大字及び字の区域の変更についての討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ここで、午後1時まで休憩といたします。 △休憩 午後零時01分 △再開 午後1時00分 ○議長(木村勝昭君) 休憩前に引き続き再開をいたします。--------------------------------------- △議案第104号~議案第110号の一括質疑、委員会付託の省略、討論、採決 ○議長(木村勝昭君) 日程第25、議案第104号 平成20年度常陸大宮市一般会計補正予算(第3号)から日程第31、議案第110号 平成20年度那珂地方公平委員会特別会計補正予算(第1号)までの7件を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。 10番、野上台一君。 ◆10番(野上台一君) 10番、野上台一でございます。 議案第104号、一般会計補正予算(第3号)、6ページの第2表です。地方債補正のところの起債の借り入れ及び利率等について、7点ほど質疑をいたします。 まず、1点目ですけれども、起債の補正が上がっていますけれども、まず、どこの金融機関から借りる予定なのかどうかが1点目です。 あと2点目として、借入先の金融機関等、これはどのようにして決定するのかお伺いしたいと思います。 3番目として、利率は年5%以内の予定になっていますけれども、これはおのおの何%で借りるのかどうか、4番目として、利率はどのような方法で取り決めるのかどうか。あとは、他の金融機関と比較検討したのかどうか。 5番目として、利率を少しでも下げるような努力はどのような形でしているのかどうかお伺いします。 あと6点目として、金利の方法なんですけれども、固定金利か変動金利かどちらなのかお伺いしたいと思います。 7点目として、償還の方法として、その他の融資条件によるとしていますが、どのような条件なのか、お伺いしたいと思います。 以上7点になります。お願いします。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) それでは、7点ほどご質問ありますが、最初に1から5番までについてあわせてお答えしたいと思います。 今回の補正予算において提案申し上げました市債につきましては、臨時地方道整備事業借換債、出資債借換債、合併特例事業、臨時財政対策債の一部を除き、財政融資資金を予定しております。社会福祉施設整備事業、過疎対策事業、臨時財政対策債の一部については、最終的には借入先、借入額とも国からの配分により決定されるもので、借入利率等を始めとする借入条件等については、すべて国の条件に従って借り入れることになります。最初に申し上げました臨時地方道整備事業借換債、出資債借換債、合併特例事業、臨時財政対策債の一部につきましては縁故債、すなわち民間の金融機関からの借り入れを予定しております。 縁故債の借り入れにつきましては、従前も行ってきておりますが、市の指定金融機関、収納代理機関などの公金を預金している金融機関のほか、その他市内民間金融機関等、それぞれから同一融資条件による利率の見積もりを徴しまして最低の利率を提示した金融機関を借入先に決定しております。このため、各金融機関の定時利率を一覧できるとともに、少しでも有利な利率--これは最低利率でございますが--での借り入れを行っているところであります。 なお、今回提案の縁故債につきましては、補正予算の議決後、各金融機関に利率照会をし、借入先、利率等を決定してまいりたいと考えております。 次に、⑥でございますが、財政融資等国の借入条件に合わせ、固定金利での借り入れを予定しております。 ⑦でございますが、その他融資条件には借り入れの日、据え置き期間、償還の方法、これには元金均等年賦等などがございます。このような中で今回の補正をお願いしている地方債、進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次に発言を許します。 26番、堀江鶴治君。
    ◆26番(堀江鶴治君) 26番、共産党の堀江鶴治です。 最初に、議案第104号、平成20年度一般会計補正予算について5点ほど伺いたいと思います。 1つは、9ページにあります企画費の携帯電話鉄塔工事に関して伺いたいと思います。 当初の説明にありましたけれども、ご承知のように美和地域におきましても多くの電波が届かないで携帯電話が使えないという地域があります。国道沿いはできておりますけれども、それ以外の地域は大変な不便な思いをしておると思います。 熊久保の地域だというんですが、選定した理由を聞きたいというのが第1点です。 それから、電波の届く範囲は、これ前にも聞いたんですが、何キロまでか。それから、鉄塔から電波の届かない地域、それやっても届かない地域が生じるかと思うんですが、その対策をどうするのか。 それから、補正額の財源の内容でありますけれども、その他546万2,000円というのが内訳にありますが、これについて伺っておきたいと思います。 次が15ページの6款であります。農林水産業費の6目で農業土木費について詳しい説明をお願いしたいと思います。 3点目が、18ページですけれども、9款5目の常設消防費の説明を担当者にお願いしたいと思います。 次に、13ページの3款1目で児童福祉総務費、次世代育成支援行動計画後期計画調査業務委託ということですけれども、437万9,000円、どのような計画をどのようにしていくのか、具体的な説明がなかったので、お願いしたいと思います。 次が、5番目でありますけれども、18款老人保健特別会計繰入金、この算出基礎等について伺いたいと思います。 次に、議案第105号の平成20年度国保特別会計補正予算についてでありますけれども、28ページの4款の老人保健拠出金の医療費拠出金4,387万5,000円、この内容について、及び9款諸支出金の返還金4,638万2,000円、この中身について具体的に説明をお願いいたしたいと思います。 次に、議案第108号、平成20年度介護保険特別会計補正予算についてでありますけれども、40ページの7款1目の介護給付費繰入金及び5款1目の介護給付費準備基金積立金の内容について、6,488万8,000円ほどありますが、担当部長のほうから説明をしていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) 今回、補正をお願いしております、携帯電話鉄塔建設工事につきましては、事業主体は市でございます。県の地方単独事業を活用しまして市が鉄塔を建設し、事業者でありますKDDI、auが参入して、この施設を利用して携帯電話のサービスをするものでございます。鉄塔建設までは市が行いますが、鉄塔と局舎までの光ファイバーを敷設する伝送路整備事業については、通信事業者のKDDIが行うものでございます。 それで、今後の予定等も説明したいと思いますが、今後、この補正予算を可決していただいた後、用地交渉等を行いまして、設計、工事業者の決定、それから実際の工事の施工ということになっていくかと思います。建設場所等については、議員おっしゃるように、美和地域、下檜沢、上郷地区、通称熊久保と言われているかと思います。 この能力と選定理由、そういうものもご質問ありますが、ここの地域の世帯数でございますが、約63世帯の地域に鉄塔建設するものでございます。 それから、業者の選定理由というKDDIでございますが、これについては、いわゆる携帯電話の使えない地域について事業者がみずから事業に算入したいという申し出があったためにこの会社を選定しているわけでございます。 さらに、事業費のその他ということで546万2,000円ほど計上してございますが、これは、今回の事業、県の補助事業でもございます関係上、事業費については県・市、それから事業者の持ち分ということで区分が分かれてございますが、現在事業費の8分の1になりますが、事業者負担分として546万2,000円を計上しているところでございます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次に、経済部長、高村和一君。 ◎経済部長(高村和一君) それでは、款6項1、目が農業土木費1,411万8,000円の補正額の内容について説明を申し上げます。 今回提案いたしました1,411万8,000円につきましては、主なものは緒川ダム中止関連振興対策事業の一環であります美和地域笹山地区農道整備事業に要する経費が補正の主なものであります。 それでは、各節のもろもろについてご説明を申し上げます。 まず、7節賃金10万円及び14節使用料及び賃借料40万円でございますけれども、これらにつきましては、若林地内の道路の路肩の補修に関する賃金及び機械借上料、ほか3路線等々の補修工事等に要する費用でございます。 次に、13節委託料1,000万円でございますけれども、笹山地区農道測量設計委託及び実施設計委託に要する委託料でございます。 15節の工事請負費200万円の減額につきましては、富士見台地内の農道舗装工事の減額でございます。 次、返していただきまして、17節の公有財産購入費250万円につきましては、同じく笹山地区農道に関する用地の購入費、22節補償、補填及び賠償金164万8,000円でございますけれども、これにつきましても同じく笹山地区農道に関する立木等の補償等が主なものでございます。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(木村勝昭君) 次に、消防長、相沢武夫君。 ◎消防長(相沢武夫君) お答えします。 通信司令システムサーバー等改修委託料3,450万円のお尋ねでございますが、当本部の通信司令システムは、2001年春に運用を開始し現在に至っております。今回、通信システムサーバー等の改修に至った理由は、現システムサーバー生産が2008年8月及び2009年3月に製造中止になります。もう一つの理由としまして、2005年から2007年にかけて相次いで故障が発生しているということでございます。2005年は27件、2006年は16件、2007件は24件、それぞれ故障が発生しておりますので、早急に改修をする必要に迫られております。 なお、本システムは注文を受けてから工事完了まで5カ月くらいの期間がかかる予定でございます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次に、保健福祉部長、松本 豊君。 ◎保健福祉部長(松本豊君) まず、1点目の一般会計の中、13ページの次世代育成支援行動計画後期計画調査業務委託料のご質問でございますけれども、現在の計画につきましては、平成17年度に策定された計画でございまして、計画期間といたしましては平成17年度から26年度までの10年間とされております。その計画の前期計画が平成17年度から平成21年度までの5年間が前期計画、22年度から26年度までの5年間が後期計画となっております。 前期計画の5年目になる来年度21年度に計画を見直す予定でおりましたけれども、国の動きといたしまして、平成20年度にニーズ調査と見直しを行い、21年8月までにそれらに基づきまして数値目標を報告しなさいというような指示が参っております。したがいまして、国のスケジュールの関係で1年早く前倒しをして見直しを行うものでございます。 内容といたしましては、約5,000件のアンケート調査を予定しております。それらの調査・分析、さらにはそれに基づく素案の検討といったものを予定しております。 次に、同じく一般会計の5ページ、18款老人保健特別会計繰入金のご質問でございますけれども、平成19年度の老人保健特別会計の精算確定に伴いまして、それぞれの負担割合に基づく補正でございます。内容的には支払基金交付関係で2,894万9,000円、国庫負担金分で6,091万円、県負担金分で620万8,000円、さらに前年度繰越金分で1億1,870万9,000円という内容でございます。一般会計で立てかえていたものを精算するといった内容でございます。 次に、議案第105号、国保特別会計のご質問でございますが、まず28ページの4款老人保健拠出金の医療拠出金負担金4,387万5,000円の補正でございますけれども、市が支弁をいたします老人保健の医療費に充てるため給付する拠出金で、社会保険診療報酬支払基金へ拠出するものでございます。額につきましては、老人保健拠出金額計算書により算出したものでございまして、確定額でございます。 次に、同じく国保会計の29ページ、9款諸支出金の中、補助金等返還金4,638万2,000円の補正でございますけれども、平成19年度の退職者医療療養給付費交付金が確定したことに伴いまして、やはり社会保険診療報酬支払基金に返還をするものでございます。これも精算確定に伴う補正でございます。 続きまして、議案第108号、介護保険特別会計の40ページ、歳入の7款1目介護給付費繰入金4,862万5,000円でございますけれども、これにつきましては、過年度分の給付費が確定したことに伴いまして、法定負担割合に基づく一般会計から繰り入れを行うものでございます。 最後に、42ページの歳出、5款1目介護給付費準備基金積立金6,488万8,000円の補正でございますが、前年度の介護給付費の収支差額について準備基金に利子分も合わせて積み立てを行うものでございます。今回はちょうど中間年という、平成18年から20年の中間年分の積み立てを行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 26番、堀江鶴治君。 ◆26番(堀江鶴治君) 堀江鶴治です。 3点ほど聞きたいと思うんですが、最初に市長にお聞きしたいと思います。 市長は、すぐやる課をつくったということで、非常にやる気があると思うんですが、ご承知のように、現在までアンテナ用の鉄塔の立っているところが大岩地域、油河内、千田、入本郷など含めて6カ所あります。いずれも業者の都合あるいは国の補助関係かな、そういうものがあっていまだに使用が不可能という状態になっておりまして、市民のほうからは強い不満と申しますか、急いでつながるようにしてほしいという声が満ち満ちているわけであります。市としても、関係部署に働きかけを強めて早急に解消されるように、強く求めるものであります。市長の答弁を求めます。 2点目でありますけれども、15ページの農林水産業費の農業土木費についてでありますけれども、笹山というような答弁がありましたが、これは氷之沢地区なのか確認しておきたいと思うし、それから、いつまでにこの農道が完成をする見込みなのか、この点について経済部長に聞いておきたいと思います。 それから、介護給付費準備基金が、先ほど答弁が保健福祉部長からありましたけれども、今回は中間部分といいまして積立金をしたんだということですが、現在までの積立金もあるのか、それと合わせまして幾らになるのか、積立金の残高、これについて一応聞いておきたいというふうに思います。 以上3点について答弁求めます。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 経済部長、高村和一君。 ◎経済部長(高村和一君) それでは、笹山地区農道の再質問についてお答えを申し上げます。 場所はささの湯の先、源泉付近から県道に向かっていく道路でありまして、総延長が約500メートル、今回の実施設計で100メートルほどの設計でございますので、このままの予算でいきますと、約5年くらいはかかるかなというように考えております。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、保健福祉部長、松本 豊君。 ◎保健福祉部長(松本豊君) 介護保険の準備基金の残高でございますが、今回の補正を加えまして、1億2,100万円ほどになります。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) なお、市長への質問についてでございますが、議題外でございますので、答弁は必要ないものといたします。 次に発言を許します。 16番、木村久美子君。 ◆16番(木村久美子君) 通告しておきました1点目は、議案第104号、平成20年度常陸大宮市一般会計補正予算(第3号)に係るもので、その関する説明書13ページの民生費、児童福祉総務費の次世代育成支援行動計画後期計画調査業務委託料についてでありましたが、ただいま26番議員の質問とほぼ同様でございますので、答弁は、通告1番につきましてはよろしいです。 ただ、もう一つ、その下に通告しておきましたのは、当市においては、通常、次世代育成支援地域行動計画とされているものと理解いたしますが、この10年間の計画期間の中間年度である平成21年度の見直しが、国の動きで平成20年度にニーズ調査をするようにということで行うものという説明がただいまありましたが、職員のかかわり方はどうなのか。いわゆる業者にすべてを委託してしまうのかどうか、その点をちょっとお伺いいたします。 それから、説明書の中の17ページ、土木費、道路維持費、14節土木機械借上料ですが、過日の説明の中で、この252万円のうちすぐ対応課で116万2,000円とありました。具体的な説明を求めます。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 保健福祉部長、松本 豊君。 ◎保健福祉部長(松本豊君) 行動計画の策定の中で、職員の関与についてのご質問でございますけれども、先ほど申し上げました次世代育成支援地域行動計画策定の際に、庁内関係部課あるいは総合支所を含めました内部の行動計画推進会という職員の会を設置しております。そういった組織の中で、まず原案、素案といったものを策定していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、建設部長、會澤 勲君。 ◎建設部長(會澤勲君) それでは、土木機械借り上げについてご説明いたします。 土木機械借上料につきましては、のり面の崩壊あるいは道路の維持修繕等などを実施しております。ただいまご質問の中にありましたように、すぐ対応課設置に伴いまして、すぐ対応課で機械借り上げをして対応するような作業、あるいは若干土砂崩れ等が大きくて対応できないもの、そういうのについては機械借り上げ、それと賃金等でそういう作業に入りたいというふうに考えております。 いずれにいたしましても、のり面の崩壊など早急に対応すべき作業、こういうものについては区長さんなどからご連絡があれば対応していきたいというふうに考えておりまして、今回補正予算として機械借上料を計上させていただきました。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次に発言を許します。 23番、金子 卓君。 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 議案第104号、一般会計補正予算について質問します。 1点目は、9ページの市内循環交通システム検討委員報償です。検討委員会の設置の時期、組織、目的、検討事項についての現在考えているものの説明を求めます。 次に、同ページの郵便料です。アンケートに要する経費との説明がありましたが、アンケートの対象、内容、時期等について説明してください。 2点目は、10ページの過誤納還付金ですが、説明を求めます。 3点目は、17ページの市道改良舗装工事ですが、このうち1-10号線について、補正の内容と今年度の工事の内容、時期について説明をしてください。あわせて、この路線の完成までの予定も説明してください。 次に、議案第105号、国民健康保険特別会計補正予算について質問します。 1点目は、26ページ、その他一般会計繰入金ですが、説明では、保健事業等に伴う繰り入れということですが、歳出のほうの詳細な説明を求めます。 29ページの新規の講師謝金、委員謝金について、その内容の説明を求めます。 次に、議案第108号、介護保険特別会計補正予算について質問します。 1点目は、40ページの現年度分調整交付金でありますが、前年と比べ大きな金額なので、その説明をしてください。また、43ページの補助金等返還金についても説明を求めます。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) それでは、市内循環交通システム検討委員会関係の補正ですが、今回の報償費は20名の委員さんを予定しております。その経費として報償費を計上しております。 それで、この設置時期等のご質問でございますが、スケジュールでは10月中には委員さんを委嘱し、会議を開きたいというふうに考えてございます。 目的等ということですが、このいわゆる検討委員会の設置については市民の公共施設等までの交通の利便性を高めるとともに、市内の交通不便地域の改善を図るためにこういうシステムの検討委員会を設置するということで、所掌関係については市内循環交通システム、新たな導入も検討しますが、それらの導入及び運行に関する検討を行っていきたいというふうに考えてございます。 あとの構成等につきましては、各合併前の5つの旧町村ございますので、各地域からそれぞれ関係する立場の方に委員をお願いして委員会を立ち上げていきたいというふうに考えてございます。 それから、郵便料関係でございますが、これは今回新たに市民の方の意見を聞くために約2,000名ほど市民の方を対象にアンケートを行う予定でございます。時期等、あるいは内容等ということでございますが、時期等についてもなるべく早目に実施したいというふうに考えてございます。内容等については、前回もアンケート等実施しました。それから、現在運行しておりますシステムの利用状況についても、アンケートの中にその項目としては入れていきたいというふうには考えてございますが、まだすべてのアンケート項目が決まっておりませんので、今後、庁内あるいはこれから設置します検討委員会で、そのアンケートの内容等についても詰めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次に、市民部長、菊池正男君。 ◎市民部長(菊池正男君) それでは、10ページの12目諸費の過誤納還付金2,413万5,000円の内容についてご説明いたします。 これは、市内に事務所または事業所などがある法人に係る法人住民税の還付金でございます。制度上、20年度の法人住民税は企業の決算の2カ月以内に申告納付、中間納付でございますが、前期確定申告分の2分の1の額を納付いたしまして、その後の業績に基づいて確定申告をすることによりまして税が確定いたしましたので、この関係から今回還付金として返還するものでございます。 なお、関係法人は市内の大手企業数社分でございます。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 次に、建設部長、會澤 勲君。 ◎建設部長(會澤勲君) 市道改良舗装工事、1-10号線についてでございますけれども、道路整備交付金の内示額の変更増額によりまして、市道1-10号線ほか3路線の整備を進めるよう今回補正計上させていただきました。 今年度の市道1-10号線につきましては、昨年度まで実施したところから村田方面へ約360メートルほど改良工事を進めてまいりたいというふうに考えております。 なお、完成時期につきましては、現在、そこから先、山になりますけれども、用地交渉を行っておりますが、なかなか同意を得られないような状態にもございますので、完成時期は恐らく3年から4年ぐらいまだかかるのかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 次に、保健福祉部長、松本 豊君。 ◎保健福祉部長(松本豊君) それでは、ご答弁を申し上げます。 議案第105号の国民健康保険特別会計補正予算の中、26ページのその他一般会計繰入金の補正でございますけれども、今回の補正予算で対応いたしますのは、歳出の医療費拠出金負担金4,387万5,000円の精算確定分、さらには補助金等返還金4,638万2,000円の精算確定に伴いまして、これらについて一般会計からの繰り入れにより対応する内容が主なものでございます。 次に、29ページの講師謝金のご質問ですが、今回、補助事業でありますヘルスアップ事業を導入いたしまして、疾病の重症化の予防を図ってまいりたいと考えております。特に腎臓病あるいは高血圧の重症化予防を図るために、市内外の専門医師によります重症化予防講演会を実施する予定をしております。そのための講師謝金4回分を計上した次第でございます。 次、29ページの補助金等返還金につきましては、先ほど堀江議員にもご答弁申し上げましたけれども、前年度の退職者医療療養給付費交付金が確定したことに伴う精算でございます。 以上が国民健康保険特別会計。 次に、議案第108号、介護保険特別会計の40ページ、3款1目調整交付金の中、現年度分調整交付金2,334万9,000円の補正でございますけれども、保険給付費の伸びが見込まれるということで、国からの調整交付金が増額となるものでございます。 それから、42ページの介護給付費準備基金積立金につきましては、やはり先ほど堀江議員からもご質問がございましたけれども、前年度の介護給付費の収支差額につきまして、準備基金に利子分も合わせて積み立てるものでございます。先ほど申し上げましたけれども、この積み立てによりまして、基金の残高が約1億2,000万円となる予定でございます。 最後に、43ページの補助金等返還金でございますが、前年度給付費の精算に伴う返還金でございまして、国庫負担金分が848万5,000円、支払基金交付金分が181万5,000円、県負担金分が617万6,000円、それから給付費以外の地域支援事業交付金分で178万5,000円といった内訳になっております。 以上でございます。 ○議長(木村勝昭君) 23番、金子 卓君。 ◆23番(金子卓君) 1点だけ再質問をいたします。 市内循環交通システム検討委員の報償関係なんですけれども、もう一度この検討委員会で検討する目的、検討事項といいますか、ちょっと聞き漏らしたところもあるのでもう一度説明を求めたいと思います。 数年前の検討委員会、私ずっと傍聴ができるようになってから傍聴したんですけれども、市の姿勢がきちんとしていなかったと。非常に検討委員会で困惑しただろうなという感じがしております。今回のこの検討委員会の発足に当たって、庁内の検討委員会で市の姿勢をきちんと出して、市の施策に沿ったというか、市の施策に限定というか、何ていう言葉使っていいか……、その市の施策に沿ってそこを十分実際運行するのにどうするのかというような、そういう検討委員会で私はあるべきかなと思います。そういう意味で、もう一度、先ほどの答弁ですと、新たなシステムの導入、運行もあり得るような、漠然としたような言い方をまだしているんで、その辺きちんとすべきだと思いますし、ちょっと明確な答弁をしていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 答弁を求めます。 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) 現在の市内循環交通システム関係については、議員ご承知のように、庁内の検討委員会で先進地等の視察等、あるいは各種の資料の収集等に当たって準備をしているところでございます。 また現在、市の庁内での検討結果はまとまってはおりません、進行中でございます。それらを早急にまとめまして、いわゆる今回お願いしております一般の方の委員さんに市の考え方を示し、あるいは市民の方の意見も取り入れて、このシステムについて調査検討していく考えでございますので、今現時点で明確な方針を、あるいは施策に合った云々というお話でございますが、現在では、市長の公約にありますように、そういうものもする方向で検討ということでございますので、もう少し時間をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(木村勝昭君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 議案第104号 平成20年度常陸大宮市一般会計補正予算(第3号)についての討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第105号 平成20年度常陸大宮市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第106号 平成20年度常陸大宮市老人保健特別会計補正予算(第1号)について討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第107号 平成20年度常陸大宮市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第108号 平成20年度常陸大宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)について討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第109号 平成20年度常陸大宮市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第110号 平成20年度那珂地方公平委員会特別会計補正予算(第1号)について討論に入ります。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(木村勝昭君) お諮りいたします。委員会審査・調査のため10日から12日までの3日間は休会といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村勝昭君) 異議なしと認めます。 よって、10日から12日までの3日間は休会とすることに決定いたしました。 次回は9月16日に本会議を開きます。 以上で本日の日程は終了いたしました。 これにて散会いたします。 長時間、ご苦労さまでございました。 △散会 午後1時51分...